お知らせ

令和6年度山形県社会福祉事業団施設実践報告会を開催しました。

2025.03.12

 令和7年2月28日(金)に令和6年度山形県社会福祉事業団施設実践報告会を開催しました。
 当報告会は、サービスの向上を目指して取り組んできた日頃からの実践について、改めて分析・評価することで専門性の継承と職場の活性化を推進することを目的に毎年開催しています。
 昨年度と同様に、法人本部を拠点とし、各施設(事業所)とオンラインで接続し、実施しました。

 助言者には、東北公益文科大学 藤原良太 助教、堀井洋幸 専務理事、山形県泉荘 深瀬善信 荘長、総合施設かるむの里 佐藤保政 所長の4名をお招きして、発表施設に対し、ご助言・講評をいただきました。

【結果】

 選考の結果、障害者支援施設 山形県梓園が最優秀賞を受賞しました。

 山形県梓園の取組は、多くの利用者が抱えている便秘について、サークル活動(腸活)によって改善するか検証したものです。

 5か月間、食事・運動・睡眠の3つの視点からアプローチし、活動前後の変化を比較しました。

 助言者や他施設からは、利用者の自発的かつ主体的な取組を促す手法により、着実に成果をあげているのが素晴らしいといった感想が多く聞かれました。

 また、それ以外の発表もそれぞれ丁寧に分析されており、他の施設でも参考にしたいという声が聞かれました。

 今回の発表には、業務改善のヒントがたくさんあったのではないかと思います。

 今後も情報を発信して、さらなるサービスの質の向上を目指し、実践研究を通して専門性の継承と職場の活性化を推進します。

 結びに、この場をお借りして助言者をお引き受けいただいた皆様、ありがとうございました。

  発表施設名 テーマ
最優秀賞 障害者支援施設
 山形県梓園
慢性便秘症利用者における腸活の効果
~サークル活動がもたらすからだとこころの変化~
優秀賞 特別養護老人ホーム 松濤荘 服薬事故報告減少に向けた取り組み
養護老人ホーム
 明鏡荘
自然排便でスッキリ快調!
~下剤に頼らない排便コントロール~
障害者支援施設
 山形県吹浦荘
お口のケアから健康に
~当施設における口腔ケアの実態と口腔衛生管理体制加算を活かした支援~
障害者支援施設
 山形県鶴峰園
新しい介護技術を学び実践する
~Aさんと職員が力を合わせるとこうなった~
障害者支援施設
 山形県慈丘園
多様な障害特性を理解し統一した支援を継続できる職員になる