お知らせ

支援者の専門性と倫理観に係る研修(Web研修)を行いました。

2025.03.12

 令和7年2月20日(木)に「支援者の専門性と倫理観に係る研修(Web研修)」を開催しました。

 講師には、よこはま発達グループ 公認心理師 佐々木 康栄 先生をお招きしました。

 佐々木先生は、発達障害の方々のサポートを行うため、医療・療育・相談・啓発活動等、幅広い分野でご活躍されております。

 今回は、多様化・複雑化する支援現場の中で、職員のあり方や役割について、「専門性」と「倫理観」という2つの視点から私たちに必要なことや目指す方向性を確認することを目的としました.

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※研修後アンケート 一部抜粋

・「多くの人が好きなことは好きとは限らない。」「多くの人が苦手なことが苦痛とは限らない。」「人によって違うことを忘れない。」という講師の言葉が印象に残った。現場では、職員側の状況で押し付けていないだろうか・・・と考えさせられた。

・障がいも十人十色であるが、「人」と付き合っていることを忘れてはいけない。

・支援を必要としている人のウェルビーイングは何なのか、それを理解するためには何をすべきなのか、多方面からの考え方や方向性を教えていただいた。

・当事者には穏やかに話をすること、プレッシャーや不安を与えないこと、社会的価値観を押し付けないこと、そして、自分のこともアセスメントをする(把握する)ということが印象に残った。

・迷いの中にこそ自己を向上させる伸びしろが存在するという話が印象的だった。

・失敗を怖れるあまり、職員視点で利用者の行動を制限していることが多いと感じた。行動ではなく情報を伝える、できないよりもできるに注目し、利用者の余力を見極めながら、長期で目標を立て、チームとして対応していけるように実践したい。

 

 佐々木先生の様々な経験に基づくお話をお聞きすることができ、これまでの支援を振り返る良い機会となりました。

 これから日々の支援の中で悩んだときは、ぜひ今回のお話を思い出していただきたいです。

 佐々木先生、講師をお引き受けいただきありがとうございました。