お知らせ

支援技術基礎研修を行いました。

2024.12.17

 令和6年11月7日(木)、11月15日(金)及び11月19日(火)の3日間、支援技術基礎研修を開催しました。

 今回は、庄内、置賜及び最上・村山の3エリアに分かれて、移乗や寝返りや起き上がりといった基本的な動作について、援助方法を学びました。

 講師は、当法人の理学療法士及び作業療法士が中心となりました。

 午前中は、ADL(日常生活動作)、介助不足と過介助の関係及びボディメカニクスについて、講義を受けました。

 午後は実技で、実際にベッド上での寝返りや起き上がり、車椅子への移乗等について、受講者同士、役割を交代しながら行いました。

庄内(かるむの里)

置賜(希望が丘)

最上・村山(大寿荘)

※研修後アンケート 一部抜粋

・今までは腕の力や手首でなんとか持ったり移動させたりしていたから大変だったけど、全く力はいらずに簡単にできることを知った。

・介助する方もされる方も、余計な力を使わない技術があることがわかった。

・日々、なんとなくしてきた支援してきたことを理論的に説明してもらった。

・支持基底面と重心の位置関係を考え、より負担の軽い介助をしていきたい。

・介助不足と過介助について、自分の普段行っている介助に当てはめて、振り返ることができた。障がい特性上、何ができて何ができないかの見極めが難しい利用者がいるが、その都度、相談・確認し、自立支援につなげていきたい。

・支持基底面に体の重心が入っていれば安定すること、不安定な状態からはバランスを考えて体を動かすと、利用者も職員も負担が少ないことがわかった。

・膝の位置や手の置き場所で、力の使い方が違ってきたので、今回の体験を忘れないようにしたい。頑張ります。

・実際に体を使っての研修は、自分の癖を見直す良い機会になった。

・自己流になっていた支援について、基本を知ることができて、利用者にも職員にも優しい支援ができるようになったと思う。

・リスクを減らしながら利用者の能力をしっかり把握し、どこまで介助が必要なのかを見極めて、自立支援ができるように補っていきたい。

・支援技術と使用する道具の選択、利用者の状態の理解の大切さを知った。

 今回の研修は、基本に立ち返り、日常の援助方法を改めて見直す良い機会になりました。

 力任せではなく、体の使い方の理論を頭に入れ、利用者にも職員にも優しい援助ができるように、これからも学びを続けていきましょう。

 講師をお引き受けいただいた皆様、ありがとうございました。